(Microfinance / KIVA) #1
以前ご紹介したKIVAというオンラインマイクロファイナンスサイトで最初のローンを実行しました。
今回は、ウガンダで新たにコーヒーの生産を始めようとしているSulaimanさんへのローンに取組むことにしました。
Sulaimanさんは、ウガンダの首都カンパラの西部ムピジ地区で奥さんと子供4人の6人家族で暮らしています。4人の子供のうち、2人は学校に行っています。そして、将来あと2人の子供が学校に行くためにも、新たなビジネスとして有機肥料を使用したコーヒー栽培に取り組もうとしています。従来の農作物に加え、コーヒーからの収入により、子供たちにより良い教育を受けさせたいというのがSulaimanさんの希望でもあります。
Sulaimanさんに決めた理由は、2つあります。
1)環境に配慮した有機栽培でのコーヒー事業への取組み
2)将来を担う子供たちへの教育に対する期待
*今回、初めての取組みの中で少し気になった点についても記載しておきます。
2016/8/13時点のウガンダでのコーヒー豆の取引価格は、パーチメントコーヒーで4,800 ~ 5,500UGX/lbでした。今回のSulaimanさんのローンは、現地通貨で500,000UGX(ウガンダシリング)です。つまり、最低限のローン金額を確保するためには、約100lb(≒45.4kg)のコーヒー豆が必要となります。1本でおおよそ500gのコーヒー豆が取れると言われていることを考えると、おおよそ100本分近くの収穫量が必要になります。なかなか大変です。
ただ、KIVAのサイトではどれくらいの有機肥料を購入し、どれくらいの収穫量を見込んでいるかなどの事業計画については説明がないため、少し気になります。この辺りの透明性が高まると、より積極的にローンの実行もできるのではないかと思います。
(POINT)
ここで、皆様に簡単な融資の留意点を7つ挙げてみたいと思います。
KIVAに関心を持たれた方、この辺りを気にしながら取組まれるのが良いかと思います。
・ボロワー(借主)の思い、コンセプト
・為替変動リスク(カントリーリスク)
・資金使途(運転資金/設備資金)
・資金使途(詳細)
・融資期間
・返済方法/返済原資
・保証会社(現地のマイクロファイナンス機関)
以上
まずは、Sulaimanさんにコーヒー豆の栽培を頑張っていただきたいですね!
online store : http://roundpoint.theshop.jp/
