

Re:co Symposium #4 "The Coffee Price Crisis" by Ric Rhinehart
昨年夏から欧米ではコーヒーの取引価格や価格の透明性についての議論が広く行われています。 倫理的な消費行動や価値観が根付いている欧米の事業活動は、小さいながらもサステイナブルなエコシステムを少しでも作っていくという一般消費者とのシナジーを生み出しているのではないでしょうか。 本日は、以前もご紹介したSCA理事長Ericさんの引退前最後のプレゼンテーションをご紹介します。 今回のテーマはCoffe Price Crisisです。 コーヒー豆のマーケットプライスは2016年年始を底に秋口にかけて上昇基調であったものの、2016年11月からは再び緩やかな下落が始まります。そして、2018年8月にいよいよ1USD/lbを下回ってしまいます。 SCAのリサーチの結果、平均の生産コストは1.4~1.8USD/lb、つまり1.14UDA/lbを最低水準としてこれを下回った場合、生産者はコストを回収することすら難しくなってしまうということです。 では、現在なぜそのような状況になってしまったのか、今後どういった方向に進むのか、プレゼンテーションを通して、考えてみたい