What is Coffee Flour?

February 2, 2017

皆さん、コーヒーフラワー(コーヒー小麦粉)をご存知ですか?

 

コーヒーフラワーは、コーヒーの果肉部分が、小麦粉と同様に使用できる状態に加工された、『環境にも、生産者にも、消費者にも』優しい原料なのです。

 

(CoffeeFlour® http://www.coffeeflour.com/#global-impact )

 

コーヒー豆は、コーヒーの木になる果実から、果肉を取り除いた種子の部分がそれです。

通常、取り除かれた果肉の多くは、破棄されていますが(ざっと、80億ポンド≒36.2億キロが年間で破棄されるという話もあります。)、そこに価値を見出した起業家が生み出したのが、このコーヒーフラワーです。

 

このコーヒーフラワーは、小麦粉と同じようにペイストリーやパン作りに使える栄養価の豊富な原料で、今のところ、コーヒーフラワーを使用した商品は北米が多いようですが、日本国内ではBagle & Bagle社がオリジナルのベーグルを定番商品として販売しています。

 

また、コーヒーの果肉調達地域として、現時点ではハワイ、メキシコ、ニカラグア、グアテマラ、ベトナムの5か国ですが、今後の予定としてはアジア、アフリカなどの主要なコーヒー生産地域に広げていく予定の為、今後より大きなインパクトを生んでいくのではないかと期待ができます。

 

さて、優しい原料とは言いましたが、どう優しいかといいますと、

 

 >環境への優しさ:今までであれば川や空き地に破棄されていたゴミを減らすことに繋がります。

 >生産者への優しさ:今までは破棄されていたものが、新たな収入源となります。

 >消費者への優しさ:グルテンフリー、そして鉄分や食物繊維などの栄養素が豊富に含まれる。

 

などが挙げられますが、この中で、特に生産者に関する点について触れてみたいと思います。

 

ご存知の通り、多くのコーヒー生産国は、途上国に分類される国々です。その中で、コーヒー産業の労働従事者は、決して楽とはいえない環境でコーヒーの収穫作業などをこなし、わずかな収入を得ています。

近年のスペシャルティコーヒーに関わる各事業者においては、一般のコモディティコーヒーとは異なり、生産者と品質本位の取引を行うことでより適正な価格を支払うなど、生産者への配慮を持った取組みがなされています。

しかし、市場規模でいうとコーヒー生産量全体の5-10%程度と言われているスペシャルティコーヒーの市場規模、つまりは通常の先物取引による価格変動に苦しむ生産者も以前として多いはずです。(*コーヒーの価格決定プロセスについては、また別の機会にお話させていただきます。)

 

そういった中で、コーヒーフラワーの果たす役割として、スペシャルティコーヒーの生産者にとっては、新たな収入源を得ることで、より良い生産環境の維持や、労働者への経済的支援に取組みやすくなると思います。

一方で、コモディティコーヒーのみを生産し、貧困から抜け出せずにいる人々にとっては、少しでも貧困から抜け出す糸口に思えるかもしれません。

 

まだ事業が始まって2年のため、(今後より研究が進んでいくかとは思いますが、)原料として使用するコーヒー果実の品質や品種などが、コーヒーフラワーにどう影響してくるのか、というところも気になるところです。高品質なコーヒー豆がとれる環境の方が、コーヒーフラワーもおいしく高品質なものができるのかどうか。もしそうであれば、コモディティコーヒーのみを生産地ている農家が、この新しいマーケットの恩恵を受けるにはもう一工夫が必要になってくるでしょう。今後の研究が気になります。

 

本来破棄されていたものに経済的価値を見出し、商品化することで、そのモノに関わる人々にプラスのインパクトを与えるという事業、サプライチェーンとして係ることができればよりうれしいのですが、現段階では日本でのリテール向け販売はまだ難しいようです。

 

世の中をよくするイノベーションについて、これからも情報発信ができればと思います。

これらの情報が少しでも何かのきっかけになればという思いを込めて。

 

 

 

 

 

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